今日は気温も上がり関東内陸は夏日や真夏日のところも…真夏と違って蒸し暑くないので気持ち良い爽やかな暑さです。
ただ今のバックグランド・ミュージュックはボサノバ(アナ・カラン)を聴きながらまったりと書いています。
そうそう、今日の11時に、沖縄気象台は沖縄地方が梅雨入りしたと発表。 平年より5日遅く、昨年より1日遅い梅雨入りです。
さて、いよいよグランドピアノを買ってもらえるのか!?前回のつづきを書いていきたいと思います。
そんな訳で、大嫌い(苦手)なツェルニーの30番練習曲も何とか克服して大きな壁を乗り越えました。
ちょうどその頃、通っているピアノ教室が新しい場所に建て替えて、新しいグランドピアノも設置されました。
週に1回のレッスンでそのグランドピアノを弾くようになり毎週レッスンを心待ちにしていました。
そのピアノの音色やタッチの素晴らしいこと、今でも思い出します。
そんな事がきっかけで私は、またしてもグランドピアノに恋心をいだき始めてしまいました。小学3年の頃でした。
そして、そんな頃、同じ教室に通う年上のお姉さんが何と!!グランドピアノを買ってもらったと言うではありませんか!
そして私はそのお姉さんのお家へ遊びに行くことに。おぉ~・・・何と素晴らしいグランドピアノなんだろう…。広い部屋の真ん中にドカンっ!と大きな大きなグランドピアノ。早速、そのピアノを憧れのお姉さんが弾いてくれました。「ショック!」これはまた教室のグランドピアノとはまた違った素晴らしい音に魅了されました。
お姉さんはグランドピアノを上手にそして、少し自慢げに弾いていました。 羨ましいの一言でした。「私もグランドピアノが欲しい!」小学3年にして生意気にも野望を抱き始めたのもこの頃でした。
当然のことながら、家に帰ってすぐに母のもとにかけつけその事を、切々と報告。「私もグランドピアノ欲しいな~」もちろん母は聞いて聞かないふり…。
それでも聞いてもらえるまで何度も訴え続けたことは言うまでもありません。母は「まだ、アップライトピアノ買ったばかりじゃない!とんでもない!」と今思えば当たり前のことです。アップライトピアノだって高価な買い物だし、その上何年も弾かないでグランドピアノを買って欲しい、何て今なら絶対に言えません。その時は子どもだったんだな…言えば何でも買ってくれるとでも思っていたのでしょう。
でも、その後もしつこく何度も何度もグランドピアノの必要性(ただグランドピアノが欲しいだけで?この頃は「必要性」はまだないはず…(笑))を訴え続けていました。
しつこくしていたそんなある日です。母は思いついたように「8月(9級)と10月(8級)のグレード試験両方合格すること!」それともう一つ「来年の3月にあるコンクールにに出て入賞したら買ってあげてもいいよ」と、とても無理な交換条件を…。
当時のカワイのグレード試験は今とは違ってとても難しく、小中高生は7級までしかとれなくて、それ以上は18歳にならないと取得できないという制度でした。
さあ、この交換条件を小学3年生の「なっちゃん」はクリアしてグランドピアノを約束通りに買ってもらえるのでしょうか??
前途多難な試練がこの後に待ち受けています。
このつづきは次回のお楽しみ。。