GWだというのに肌寒く、何やら五月にしては記録的な寒さだという。
いつになったら、春物のブラウスが着れるのか…。
異常気象なのか、館林市のツツジも例年の20%~30%しか 開花しないという。GWだというのに…まったく。
アップライトピアノを買ってもらったよ!のつづきです。
念願のアップライトピアノを買ってもらい、年長のちびっ子ながら毎日、真剣に一生懸命に練習を続ける日々が続きました。が、どうした事でしょうか…ある日、突然異変が(笑)
ツェルニーの30番練習曲を弾き始めたころでした。ツェルニーとはきっと相性が悪かったのでしょう…。
今でもよく覚えていますが、急にピアノが面白くなくなった時があります。ちょうど小学2年生の半ばだった頃、それなりに壁にあたるとでも言いましょうか、スランプとでも言いましょうか、まったくピアノに気持ちが入りません。ツェルニーの30番練習曲が大嫌いでピアノの練習をサボるようになりました。(適当にぐうたらと練習をしていた)そんな日が何日か続いていました。 それを陰ながら見ていた母が、ついにマジ切れ?(笑) その日母はカンカンになり「そんなに練習が嫌ならピアノを弾かなくていいよ」「ピアノは誰かに売っちゃうから」と言いながらピアノに鍵をかけ、その鍵をどこかに隠してしまいました。
最初のうちは、どうせすぐ鍵を開けてくれてピアノを弾けると子どものながら軽く考えていました。(母の気持ちも分からず浅はかな考え…)
それから、何日が過ぎたでしょうか、わがままながら私はピアノが弾きたくなり、母に鍵を返してと願い出たもののまったく、ピアノを開けてくれませんでした。何度か言っても無視…。
何だか、急に悲しくなった私は、母に泣いて(大泣き)「ごめんなさい、弾かせてください」と自分がピアノの練習をしないことを謝りました。何度も何度も謝り続けました…。
そしたら母は「一日3時間しっかり練習すること!」と交換条件を付けてきました。ようやく母のお怒りも溶け、再びピアノに向かうことができました。
それから心を入れ替えて、大嫌いなツェルニーの30番練習曲を一生懸命に練習し(すぐには終わらなかったけど)何とか壁から脱出できました。やはり母は偉大ですね!
今指導者になって考えるに、私の生徒達も、みんな誰でも嫌いで苦手な曲はあります、また無い生徒もこれから必ず出てきます。私も大嫌いなツェルニーの30番練習曲を熟して壁を乗り越えていなければ今はないと思います。 生徒達の壁をうまく乗り越えさせてやり、さらなる上を狙ってゆけるように私はもちろん、お母さん(親御さん)の応援や励ましが大切なんだと感じています。ピアノって一人で上手になるわけではなく、そんな陰ながらの力も大切に感じてもらい、そしてこんな、私の子どもの頃のことを思い出し、これからも教訓にし指導して行きたいと思ってます。
今回、グランドピアノを買ってもらった話を書こうと思っていましたがその前に、こんな大切なエピソードがあったので書いてしまいました。
グランドピアノの話は、また次回にしたいと思いますm(__)m